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米欧亜632日の旅:4月度セミナー開催報告「第4回英国編(2)」

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日時・場所:4月 16日(土)10.00-12.30 on ZOOM
範囲:第2巻英国編後半(エディンバラ・ハイランド・ニューキャッスル・ブラッドフォード・シェフィールド・バーミンガム・ロンドン・フランス向け出航)
期間:明治5年9月10日(1872年10月12日)~明治5年11月16日(1872年12月16日)
ナヴィゲーター:村井智恵・遠藤藍子・植木園子・冨田兼任・吉原重和・岩崎洋三

【特記事項】
①  前回のグラスゴーからはスコットランドなので、スコットランドの非公式国歌「Flower ofScotland」を流した。
②  予定時間内では詳しく触れられない大変興味深い資料の一部*を前もって案内に添付してお送りした。
*安川繁成「英国議会実見録」 https://www.digital.archives.go.jp/file/644080.html

*マクヴェイン日記 https://sites.google.com/site/archisslh/mcvean/diaries_letters

【使節団の行動】
・ブランタイヤ卿所有地案内。邸出立、エディンバラ着、ロイヤルホテル投宿(9/10)
・近郊の山回覧、城見物。大裁判所、産業博物館、大学、宮殿(ホリルード・ハウス)、機関車工場(9/11、9/12)
・インディア・ラバー製造所、製紙工場。灯台3箇所(9/13、9/14)・ハイランドに向けエディンバラ発、ブレアソール城、キリ―クランキー渓谷、ピトロクリ、ダンケルド着、バーナムホテル投宿(9/15)
・アソール城、ランブリング渓谷、アールキャンベル渓谷、キリン着、投宿(9/16)
・キリン発、トロサクス、ロッホカトリーン、インバースナイド滝、ロッホローモンド、バロッホで乗車、エディンバラ帰着(9/17)
・ジョンズ・エビルコバル教会礼拝出席(9/18)
・エディンバラ発、ガラシールズ着、ラシャ工場。メルローズ着、教会遺構見学。ニューキャッスル着、ステーションホテル投宿(9/19)
・アームストロング兵器工場、ゴスフォース炭鉱(9/20)
・取引所、タイン河岸工場群、ソーダ工場、防波堤建設現場。夜天文台(9/21)
・ニューキャッスル発、ブラッドフォード着、ヴィクトリアホテル投宿(9/22)
・ソールテアのアルパカ紡織工場、ハリファックスの毛織物工場(9/23、9/24)
・山口林久米3名でボールトンアベィ見学(9/25)
・ブラッドフォード発、シェフィールド着、ウィルソン邸投宿(9/26)
・製鉄所。チャッツワースハウス。刃物工場、ヴィッカース社製鋼工場(9/27、9/28、9/29)
・シェフィールド発、ビール工場、バーミンガム着、クイーンズホテル投宿(10/1)
・コベントリー行。紡織工場、時計工場、教会、ワーリック市長招宴(10/2)
・手形交換所、ガラス・針・ペン先・ボタン工場、コベントリー市長招宴(10/4)
・釘・ガラス・金銀銅器工場、市役所、小銃工場、夜宴会(10/5)
・ウースター行。オールソップ邸、陶磁器工場。バーミンガムへ戻りホテルを辞しビーストンへ向かう。ビーストンキャッスル、トールマッシュ邸投宿(10/6)
・トールマッシュ邸内を見た後、ストークオントレント行。ミントン磁器工場、ビーストンキャッスルへ戻り、トールマッシュ邸泊(10/7)
・ノースウィッチ行、岩塩抗、鹹水製造工場、トールマッシュ邸泊(10/8)
・トールマッシュ邸を辞しチェスター行。裁判所、教会、チェスター発、夕刻ロンドン着(10/9)
・パークス、アレキサンダー、スチュワート氏(オリエンタルバンク頭取)、ロンドン在住官吏、華族を招きホテルで招宴。(10/15)
・招宴、グランヴィル外務大臣訪問、(10/20、21、)
・レディング行。ビスケット工場、市主催招宴、ロンドン帰着(10/25)
・外務省で折衝。高等裁判所・病院。博物館。印刷所(10/27、28、29、30)
・ベクトン行、ガス製造工場、グリニッチ行、軍艦用機関製造工場(11/2)
・ウィンザー行。ウィンザー城でビクトリア女王に謁見 (11/5)
・大臣、高官、各国使節、在ロンドン企業トップを招き招宴(11/7)
・サントリンガム行。皇太子に面会、昼餐(10/21)
・木戸、大久保ポリスコート訪問(11/12)
・パークス、アレキサンダー、アストンを招き別れの宴(11/15)
・ロンドン発。ドーバーにて乗船、英仏海峡を渡りカレー着、夕刻6時パリ着、凱旋門近くの元トルコ公使館に投宿(11/16)

【出席者所感】
・「素晴らしいレベルの高い会ですね。使節団の参加者の日記を集め読んだり、被訪問国の記録を集めたり、貴重な調査レポートになっていますね。素晴らしいの一言です。ありがとうございました。終わってからユーチューブでひとしきりスコットランド民謡のネットサーフィンをしました。ロッホローモンドの歌、とてもいいですね。日本人の情感にピタリと来ます。」
・「大変内容の深い研究・調査ありがとうございました。ここまで深く掘り下げた調査はないと思います。仕事でイギリスの会社、大学とのおつきあいもあり、関係各地の場所と歴史をより深く確認できました。また、いろいろなエピソードも盛り込んでいただきましたので刺激的でしたし記憶力の増加に役に立ちました。次回のウエビナーも楽しみにしています。」

文責:岩崎洋三

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