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米欧亜632日の旅:3月度セミナー開催報告「第3回英国編(1)」

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日時・場所:3月 19日(土)10:00-12:30 on ZOOM
範囲:第2巻英国編前半(リバプール上陸、ロンドン、北部巡覧(リバプール・マンチェスター・グラスゴー)
期間:明治5年7月13日(1872年8月16日)~明治5年9月10日(1872年10月12日)
ナヴィゲーター:村井智恵・遠藤藍子・植木園子・冨田兼任・吉原重和・岩崎洋三

【特記事項】
・今回から冒頭に訪問国の国歌を流すこととし、英国国歌God Save the Queenの歴史にも触れた。
・グラスゴーで使節団を歓待したブランタイル卿の名を取ったストラスペイ(スコットランドのダンス)の動画を紹介
【使節団の行動】
・クインズタウン港、下船客下ろし出発(7/13)
・リバプール上陸後、ロンドン行。バッキンガムホテル投宿(7/14)
・グランビル外相邸訪問、饗応。サウスケンジントン博物館見学(7/16)
・ブライトン行、博物館、学校、水族館見学、ロンドン帰着。(7/17)
・ロンドン市長来訪(7/18)
・ブランドフォードフォーラム行、当地宿泊(7/23)
・陸軍調練見学後、ポーツマス行、当地宿泊(7/24)
・ムンディ提督官邸、海軍演習。造船所、艦船見学(7/25、26)
・陸軍訓練見学、ポーツマスを発ちロンドン帰着(7/27)
・リーゼントパーク動物園。バッキンガム宮殿。国会議事堂(7/28、8/1、8/2)
・プリンスアルバート卿博覧会、サー・フランクリン氏未亡人主催パーティ(8/4)
・ウィンザー城(8/5)
・テームズ川上りウールウィッチ行。兵器製造所・同博物館、造兵廠。ロンドン帰着(8/8)
・王宮厩舎(8/9)
・ベーコンヒル行。大観兵式見学、参加歩兵騎兵砲兵35,000人(8/10)
・マーサーズノールにて招宴、(8/11)
・ロンドン塔、電信局、郵便局(8/16)
・サイデンハイム行。クリスタルパレス見学(8/17)
・パークス邸訪問、饗応。宮内長官別荘、茶菓接待(8/18)
・大久保山口副使造幣局見学。大英博物館(8/21、8/25)
・一行9人ロンドン発北部巡覧に出立。リバプール着、ノースウェスタンホテル投宿(8/27)
・市庁舎見学、市長主催招宴、ドック見学夜観劇(8/28、8/29)
・博物館。マージ―川上りバーケンヘッド行。造船所、商船学校。招宴(8/30)
・教会見学後、クルウ行。鉄道工場、リバプール帰着、招宴(9/1)
・マンチェスター行。ガラス工場。当地クイーンズホテル投宿、観劇(9/2)
・綿紡績工場、製鉄所、巡回裁判所、監獄。市内庭園、郊外村散策(9/3、9/4)
・禁酒団体来訪。更紗プリント工場、綿織物工場、マッキントッシュ社ゴム工場、市長主催招宴。観劇、特別公演(9/5)
・衣料品百貨店、軽罪裁判所、学校、取引所、衣料品倉庫。招宴(9/6)
・マンチェスター出立。ビショップトン着、ブランタイヤ卿邸宅投宿。(9/7)
・グラスゴー行。鉄工所、機関車工場、商工会議所、邸帰館(9/8)
・グリーノック行。造船工場、邸帰館(9/9)

【出席者所感】

・「とても内容の充実したプレゼンで様々な事を考えながら拝聴させて頂きました。何しろ明治維新の何たるも判らず、ここ一年毎回実記の輪読や、研究会・セミナーへの参加を通して随分と得難い知識を教えて頂けました。今回のご発表を通じて浮き彫りになった、下関戦争、そして長州fiveや、薩摩留学生を背後で操っていた英国商社の手法の巧みさに感嘆すると同時に、彼等に易々と国体を乗っ取られてしまった明治維新とは、一体何だったのか、と改めて思う次第です。」

・「ユーチューブ拝見しました。回覧日記だけでなく、木戸や富田などの日記や、音楽、現状の風景まで、動画でいれてある、その編集能力には感銘しました。国歌の話しやスコットランドのダンスの話しもとても良かったです。多くの方々にとって貴重な番組を残されましたね。公開したら大きな評判になるでしょう。私には次号が待たれます。」

文責:岩崎洋三

 

 

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