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実記輪読会:39巻「チェスター」州ノ記」

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日時:2021.4.14(水)13.00-15.00  on ZOOM
ナヴィゲーター:吉原重和

ビーストン城
イギリスのチェシャー州ビーストンにあるかつての王室の城で、チェシャー平原の350フィートの岩だらけの砂岩岩塊の上にあります。 1220年代に、6代目のチェスター伯であるラヌルフデブロンドヴィルが十字軍からの帰還時に建設した。

1840年に城はより大きな不動産の一部として当時、チェシャー州で最大の地主であったジョン・トレマッシュ男爵(トルマセ氏)により購入された。

19世紀半ば、城は毎年2日間の祭日が開催され、地元の未亡人や孤児のために資金を集め、1日あたり3,000人以上の訪問者を魅了した。

John Jervis Tollemache, 1st Baron Tollemache (1805-1890)は英国議会の保守党議員で大地主であった


MINTON
社陶器製造所
ミントン社は、1793年銅版彫刻師だったトーマス・ミントンによって創業された陶磁器メーカー。

2代目のハーバード・ミントンの時代には優秀な人材を確保し気品ある大理石のような美しさを持つ「パリアン陶器」や、金を腐食させて紋様をつくる「アシッド・ゴールド」技法などを発明し大いに発展させました。

3代目を受け継いだ甥のコリンも、新しい装飾技法を生み出し続け、ついにはヴィクトリア女王から「世界で最も美しいボーン・チャイナ」との賞賛を得るに至った。

1851年のロンドン万博で「世界で最も美しいボーンチャイナ」と称賛され、その後英国王室御用達となった洋食器ブランドです。1968年にロイヤルドルトンに吸収され、2005年にはウォーターフォード・ウェッジウッドの傘下に入った。

カオリナイト(カオリン石 )は、珪酸塩鉱物の一種。結晶系は三斜晶系。粘土鉱物の一種で高陵石ともいう。

kaolinite の名は、中国の有名な粘土の産地である江西省景徳鎮付近の高嶺(カオリン:Kaoling)に由来する。

高嶺で産出する粘土は、景徳鎮で作られる磁器の材料として有名である。また、同質の粘土はカオリン(kaolin)、または陶土(china clay)と呼ばれる。

10月8日 薄曇 ノースウイキ村の塩鉱

ライオンソルトワークスは、イギリスのチェシャー州ノースウィッチの近くにあるマーストンで最後に残ったオープンパンソルトワークスです。 1777年から1884年まで稼働し現在は美術館として保存されている。

塩鉱は1000個以上のロウソクで飾られバンケット会場としても使用されました。ジョン・トンプソンJrと息子のヘンリー・トンプソンは19世紀に塩の生産を始め、ライオンソルトワークスを作った。
コロール (corrole) は芳香族に属する環状化合物の一種である。
水澤訳では塩化水素と成っている。

109日 晴 「トルマセ氏邸宅」
朝食後トルマセ氏の邸宅内を回覧
壮大にして美を尽くす、2つの邸宅を保有総面積は15万石に相当岡の上の邸宅に揚水機で水を上げている。

ビーストン、カッソル駅にてトルマセ氏と家族に別れを告げチェスターに向かった。チェスター」府、正しくはChesire(チェシャー)州でチェスターはチェシャー州の州都である。チェスター (Chester) は、ディー川沿い、ウエールズとの境に位置し、英国内では最良の状態で現存する城郭都市のひとつである。人口は約8万人。

都市としての始まりは、西暦79年頃、当時ブリテンを支配していたローマがウエールスとの戦争に備えて基地を建設し、定住したことである。チェスターは「軍団野営地」を表すラテン語のcastrum:カストラが語源で、これはマンチェスターやウィンチェスターも同様。ローマが去っても名称だけは痕跡として残った。

以上

 

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