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GJ研究会:「イノベーション大国イスラエルとどう付き合うか」

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日時: 2019年9月21日(土) 13時30分から16時30分まで
場所: 国際文化会館401号室
講師: 塚本 弘 日本イスラエル商工会議所会頭
米欧亜回覧の会副理事長
演題: イノベーション大国イスラエルとどう付き合うか

近年、イスラエルへの日本企業の進出が著しい。アメリカ企業は既に、著名な大企業がほとんどイスラエルに研究開発拠点を設置しており、イスラエルは、第2のシリコンバレーと呼ばれるほどだ。
なぜ、イスラエルはイノベーション大国になれたのか。5つの要因が挙げられる。

(1) 物怖じしない態度 粘り腰 (ヘブライ語で、フッパ−と呼ばれる)(2) 階層のない社会 どの人にもニックネーム
(3) 軍隊経験 男性36ヶ月 女性21ヶ月 予備役あり 最優秀な人間を
登用する8200部隊
(4) 失敗がマイナスにならない
(5) イスラエル イノベーション Authorityによるスタート アップ
企業支援

イスラエルのイノベーションの秘密を分析した本が「アップル、グーグル、マイクロソフトは、なぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?」(ダン・セノール、シャウル・シンゲル著)(訳者 宮本 喜一)だ。いくつかの興味深い事例が紹介されている。

ベター プレイス: 電池交換型電気自動車 ペレス元イスラエル大統領が猛烈にバックアップ。

フロード サイエンス: 金融詐欺のチェックシステム 軍のテロリスト探索技術を応用 ペイパル社への売り込み

ベンチャーキャピタリスト ジョン・メドヴェド our crowd

23才で中隊長 最前線での生死を賭けた決断を迫られる   物怖じせずに上官の批判も可能

次に日本イスラエル商工会議所のイスラエル訪問(2019年6月)について、パワーポイントに基づき、報告。各分野で失敗を恐れず、自信たっぷりなイスラエル企業の紹介。

これからの課題は、日本のイノベーションをどう進めるかだ。元東芝副社長の川西 剛氏の「イスラエルの頭脳」を紹介したい。日本企業の弱点は、アイデアを潰す上司の存在だ。 閃きの重要性。農耕社会DNAのため協調性重視の日本 では、「天の時、地の利、人の和」。イスラエル では、砂漠に囲まれ天の時も地の利も存在しない 個人が工夫するだけ。

ただ、極端な個人主義を諌めるためユダヤ教の613の戒律がある。
日本人とユダヤ人の最大の違いは 誰もやらないことをやるかどうか。
敗者復活戦を認めない日本社会を変えて行くことが大事。
(文責 塚本 弘)

 

 

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