横浜から出発した使節団員、および海外合流者、ヨーロッパで合流した後発隊、さらに同行の留学生、各地で出会った主な留学生の一覧です。
姓名/読み/生没年/出身/年齢/身分・役職(年齢、身分・役職は出発時)
岩倉使節団本隊(23名)
1・岩倉具視いわくらともみ 1825‐1883 公家 47 全権大使
2・木戸孝允 きどたかよし 1833‐1877 長州 39 副使・参議
3・大久保利通 おおくぼとしみち 1830‐1878 薩摩 42 副使・大蔵卿
4・伊藤博文 いとうひろふみ 1841‐1909 長州 31 副使・工部大輔
5・山口尚芳 やまぐちなおよし 1839‐1894 佐賀 33 副使・外務少輔
6・田辺太一 たなべたいち 1831‐1915 幕臣 41 一等書記官外務少丞
7・何 礼之 がのりゆき 1840‐1923 幕臣 32 同、外務六等出仕
8・福地源一郎 ふくちげんいちろう 1841‐1906 幕臣 31 同、大蔵一等書記
9・塩田三郎 しおたさぶろう 1843‐1889 幕臣 29 同、外務大記
10・渡辺洪基 わたなべこうき 1847‐1901 越前 25 二等書記官外務少記
11・小松済治 こまつせいじ 1848‐1893 紀州 25 同、外務七等出仕
12・林薫三郎 はやしとうさぶろう 1850‐1913 幕臣 22 同、 同
13・長野桂次郎 ながのけいじろう 1843‐1917 幕臣 29 同、 同
14・川路寛堂 かわじかんどう 1844‐1927 幕臣 28 三等書記官,同
15・畠山義成 はたけやまよしなり 1843‐1876 薩摩 29 同、 留学生
16・安藤太郎 あんどうたろう 1846‐1924 幕臣 26 四等書記官外務大録
17・池田政懋 いけだまさよし 1846‐1881 佐賀 24 同、文部大助教
18・中山信彬 なかやまのぶよし 1842‐1884 佐賀 30 大使随行兵庫権知事19・五辻安仲 ごつじやすなか 1845‐1906 公家 27 同、式部助
20・野村 靖 のむらやすし 1842‐1909 長州 30 同、外務大記
21・内海忠勝 うつみただかつ 1843‐1905 長州 29 同神奈川県大参事22・久米邦武 くめくにたけ 1839‐1931 佐賀 33 同、権少外史
23・由利公正 ゆりきみまさ 1829‐1909 越前 43 同、東京府知事
各省派遣理事官・随行員(39名)
24 岩見鑑造 いわみ かんぞう 1842‐1904 幕臣 30 外務大書記
25 佐々木高行 ささき たかゆき 1830‐1910 高知 42 司法省理事官
26 山田顕義 やまだ あきよし 1844‐1892 山口 28 兵部理事官
27 田中光顕 たなか みつあき 1843‐1939 高知 29 大蔵省理事官
28 東久世通禧 ひがしくぜ みちとみ 1833‐1912 公家 39 宮内庁理事官
29 田中不二麿 たなか ふじまろ 1845‐1909 尾張 27 文部省理事官
30 肥田為良 ひだ ためよし 1830‐1889 幕臣 42 工部省理事官
31 安場保和 やすば やすかず 1835‐1899 熊本 37 大蔵・租税権頭
32 若山儀一 わかやま のりかず 1 840‐1891 東京 32 大蔵・租税権助
33 阿部 潜 あべ せん 1839‐不明 幕臣 33 大蔵・七等出仕
34 沖 探三 おき たんぞう 1841‐1912 鳥取 31 大蔵・七等出仕
35 富田保命 とみた のぶやす 1838 – 1914 幕臣 34 同・租税権大属
36 村田新八 むらた しんぱち 1836‐1877 鹿児島36 宮内大丞
37 長与専斎 ながよ せんさい 1838‐1902 長崎 34 文部中教授
38 中島永元 なかじま ながもと 1844‐1922 長崎 28 文部・七等出仕
39 近藤昌綱 こんどう まさつな 1849‐1894 幕臣 23 文部中教授
40 今村和郎 いまむら わろう 1846‐1891 高知 26 同上
41 大島高任 おおしま たかとう 1826‐1901 岩手 46 工部・鉱山助
42 瓜生 震 うりゅう しん 1853‐1920 福井 19 工部・鉄道中属
43 岡内重俊 おかうち しげとし 1842‐1915 高知 30 司法権中判事
44 中野健明 なかの たけあき 1844‐1898 佐賀 28 司法権中判事
45 平賀義質 ひらが よしただ 1826‐1882 福岡 45 同上
46 原田一道 はらだ いちどう 1830‐1910 幕臣 42 兵学大教授
47 吉原重俊 よしはら しげとし 1845‐1887 鹿児島27 外務三等書記官
48 新島 襄 にいじま じょう 1843‐1890 安中 29 文部三等書記官
49 手嶋精一 てじま せいいち 1849‐1918 沼津 33 留学生随行心得
50 河野敏鎌 こうの とがま 1844‐1895 高知 28 司法少丞
51 鶴田 皓 つるた あきら 1835‐1888 佐賀 37 明法助
52 岸良兼養 きしら かねやす 1837‐1883 鹿児島35 権中判事
53 井上 毅 いのうえ こわし 1844‐1895 熊本 28 司法中録
54 益田克徳 ますだ かつのり 1852‐1903 東京 20 司法八等出仕
55 沼間守一 ぬま もりかず 1843‐1890 東京 29 司法七等出仕
56 名村泰蔵 なむら たいぞう 1840‐1907 長崎 32 同上
随行留学生(26名)
使節団同行留学生43名と使節首脳追従者18名 計61名の一部
(身分は全て「留学生」)
63 大久保彦之進 おおくぼひこのしん 1859‐1945 鹿児島 13歳
64 牧野伸熊 まきののぶくま 1861‐1945 鹿児島 11歳
65 岩下長十郎 いわしたちょうじゅうろう1853‐1880 鹿児島 19歳
66 山縣伊三郎 やまがたいさぶろう 1858‐1927 山口 15歳
67 鍋島直大 なべしまなおひろ 1846‐1921 佐賀 26歳
68 松村文亮 まつむらふみすけ 1 840‐1896 佐賀 32歳
69 百武兼行 ひゃくたけかねゆき 1842‐1884 佐賀 29歳
70 吉川重吉 きっかわちょうきち 1860‐1915 岩国 13歳
71 黒田長知 くろだながとも 1839‐1902 福岡 34歳
72 金子堅太郎 かねこけんたろう 1853‐1942 福岡 19歳
73 団 琢磨 だんたくま 1858‐1932 福岡 14歳
74 江川英武 えがわひでたけ 1853‐1933 韮山 19歳
75 森田忠毅 もりたただたけ 1844‐1917 韮山 28歳
76 鳥居忠文 とりいただふみ 1847‐1914 壬生 25歳
77 大村純熙 おおむらすみひろ 1830‐1882 大村 41歳
78 清水谷公考 しみずたにきんなる 1845‐1882 公家 27歳
79 坊城俊章 ぼうじょうとしあや 1847‐1906 公家 25歳
80 武者小路実世 むしゃのこうじさねよ 1851‐1887 公家 21歳
81 平田東助 ひらたとうすけ 1849‐1925 米沢 23歳
82 松崎万長 まつざきつむなが 1858‐1921 公家 14歳
83 日下義雄 くさかよしお 1851‐1923 会津 21歳
84 中江篤助 なかえとくすけ 1847‐1901 高知 25歳
85 永井 繁 ながいしげ 1863‐1928 静岡 9歳
86 津田 梅 つだうめ 1864‐1929 東京 6歳
87 山川捨松 やまかわすてまつ 1860‐1919 会津 12歳
88 吉益 亮 よしますりょう 1857-1886 東京 15歳
89 上田 悌 うえだてい 1856‐1939 東京 14歳
岩倉使節団が海外で出会った主な日本人(24名)
身分は岩倉使節と会った時のもの
90 森 有礼 もりありのり 1847‐1889 鹿児島 駐米少弁務使
91 富田鉄之助 とみたてつのすけ 1835‐1916 仙台 在米領事心得
92 寺島宗則 てらしまむねのり 1832‐1893 鹿児島 駐英大弁務使
93 尾崎三良 おざきさぶろう 1842‐1918 京都 留学生
94 吉田清成 よしだきよなり 1845‐1891 鹿児島 海外出張中
95 中井 弘 なかいひろし 1838‐1894 鹿児島 駐英公使館書記
96 大倉喜八郎 おおくらきはちろう 1837‐1928 新潟 商人海外視察第一号
97 南 貞助 みなみていすけ 1847‐1915 山口 外国銀行員
98 蜂須賀茂韶 はちすかもちあき 1846‐1918 徳島 留学生
99 鮫島尚信 さめじまひさのぶ 1845‐1880 鹿児島 駐欧弁務使
100 成島柳北 なるしまりゅうぼく 1837‐1884 幕臣 海外視察中
101 西園寺公望 さいおんじきんもち1849‐1940 公家 留学生
102 島地黙雷 しまじもくらい 1838‐1911 山口 海外視察中
103 前田正名 まえだまさな 1850‐1921 鹿児島 留学生
104 大山 巌 おおやまいわお 1842‐1916 鹿児島 海外視察中
105 青木周蔵 あおきしゅうぞう 1844‐1914 山口 留学生
106 品川弥二郎 しながわやじろう 1843‐1900 山口 海外視察中
107 萩原三圭 はぎはらさんけい 1840‐1894 高知 留学生
108 河島 醇 かわしまあつし 1847‐1911 鹿児島 留学生
109 井上省三 いのうえせいぞう 1845‐1886 山口 留学生
110 松野 礀 まつのはざま 1847‐1908 山口 留学生
111 橘 耕斎 たちばなこうさい 1820‐1885 静岡 在ロシア日本語講師
112 佐野常民 さのつねたみ 1823‐1902 佐賀 駐墺公使万博副総裁
113 川村純義 かわむらすみよし 1836‐1904 鹿児島 海外視察中